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[023]黒龍の柩(下) 著:北方謙三 |
(あらすじ) 時代は激しく動いた。徳川慶喜は朝廷に大政を返上。江戸幕府は終焉を迎える。だが新政府は追討令を発し、江戸に進軍を開始する。遂に土方歳三らは、壮大な計画に踏み切った。徳川慶喜を極秘に蝦夷地へ。数十万の幕臣を呼び、豊富な海産物・鉱脈を利用し、独立国家を建設する。男たちの夢は、果たしてかなうのか。新・幕末歴史小説ここに誕生!!
さて、今日は昨日宣言した通り、下巻の紹介もしたところで、読んだ感想を書かなくては。 幕末を舞台にした小説としては、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」(だったと思う)を読んだくらいしかない。この本を読んだときにも結構いっきに読んだ記憶はある。楽しかった記憶もある。 でも、この北方謙三の書いた新撰組、特に土方歳三をメインとして書かれた「黒龍の柩」もそれに負けず劣らずの良さがあったと思う。 著者が何を考えて書いたのかは知る術も無いわけですが、土方を筆頭に新撰組の人たちが何を考えて行動していたのか、ということがうまく描かれていると思う。実際の史実などの文献から、想像していった部分もあるかもしれないが、著者の登場人物に対する思い、またはその歴史背景に対する思いなどもそこに盛り込まれているんではないかと思った。 登場人物の気持ちの動きなどもよく書かれているため、話にも登場人物にも非常にのめり込みやすかった。昔から北方謙三の本はよく読んでいるが、やはりこの人の本を読んで共通するのは、登場人物に対する読者側ののめり込みやすさが非常に強いと思う。だから、何の本を読んでも面白く楽しく読むことができる。 今までは、北方謙三の書いた歴史小説というのは、あまり読んでいなかったけれども、今後は歴史小説の方もちょくちょく読んで行こうかと思います。
久し振りに長文の感想文になってしまった。適当に読み流してもらえればと.....。
....って文末に書いても意味は無しか???
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テーマ:歴史小説 - ジャンル:本・雑誌
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[22]黒龍の柩(上) 北方謙三 |
(あらすじ) 時は、幕末。時制は否応なく男たちを呑み込んで行く。土方歳三も、人を斬りながら新撰組の活路を探し続けた。親友・山南敬助の捨て身の切腹、同志・近藤勇との別れの予感。やがて土方は、坂本龍馬が暗殺の直前に語った計画に、新撰組の未来と己の夢を賭ける。 命を燃やしながら奔った男たちの青春群像。見果てぬ夢を謳いあげた北方版<新撰組>。
この本を読んだ感想は、次に下巻の記事を載せたところで書きたいと思う。一応、もう読み終わってはいるんですけどね....。怠け者ですはい....。 ここのところいいペースで本が読めてるんですけど、面倒臭がって、なかなかブログへのアップをしてません。今年こそ、100冊読んでやろうと思ってたけど、もう11月だし無理そうだなぁ?。でも、50冊くらいはいくかもしんないなぁ?。
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[021]殺し屋シュウ 著:野沢尚 |
つい最近読んだ本を紹介がてら楽天アフェリエイト♪
 (あらすじ) 人気絶頂のロックシンガー椎名ゆかは、コンサート中お気に入りの曲を歌ってる瞬間に自分を撃ち殺してくれと頼む。シュウは、彼女の額に照準を定めるのだが・・・(「シュート・ミー」より)。フィッツジェラルドを愛読するセンチメンタルな殺し屋のもとに転がり込んだ奇妙な7つの依頼。急逝した著者がハリウッドで映画化を夢見た幻のシリーズ。
なかなかいい本だったと思います。最後のシーンは、ちょっと自分的にはキライなシチュエーションなんだけど、全体を通しては結構いい作品だったと思います。
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[20]患者の眼 シャーロック・ホームズ誕生秘史? |
(あらすじ) 美女を脅かす妖しい自転車乗りは現実か幻覚か??若き医師コナン・ドイルは碩学ジョゼフ・ベル博士とともに怪事件に挑む。のちに名探偵ホームズのモデルとなる博士が観察と論理を武器に暴いた陰惨な真相とは??密室殺人、暗号、黒衣の怪人。探偵小説の興趣をちりばめ、ホームズ譚の魅力を見事に甦えらせるシリーズ開幕篇。
(感想) 全体的には、なかなか面白い本だったと思う。最後の謎解きも十分に期待を裏切られたしな....(汗)。でも、やはり外人の書く本というのは、日本人の書く本と違って、どこか受け入れ難いものがある。どうしても話の流れがいまいちしっくりこないんですよね。 でも、この作品はなかなか面白い作品でもあったし、どうしても次の作品を読んでおかないと食傷ぎみになりそうなので、次回作が発売されたら買って読んでみることにしたいと思う。
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[019]アジアンタムブルー 大崎善生 |
(あらすじ) 葉子を癌で失ってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見上げていた。万引きを犯し、衆人の前で手酷く痛めつけられた中学の時の心の傷、高校の先輩女性との官能的な体験、不倫による心中で夫を亡くした女性との不思議な縁、ファンの心を癒すSMの女王・・・・。 主人公・山崎が巡りあった心優しき人々と、南仏ニースでの葉子との最後の日々。青春文学の名作『パイロットフィッシュ』につづく、慟哭の恋愛小説。
(感想) 久し振りに読みました、恋愛小説。この人の本は、これが初めて読む本でした。正直、最初はダラダラ続く話に嫌気もさすところだったのですが、なぜか読み続けてしまった。そして、中盤を過ぎたところからは一気に読み切ってしまった。主人公と恋人のお互いを思いやる優しさが胸にしみました。"恋をしたい"、"彼女が欲しい"と純粋に思わされる一冊だったと思います。久し振りに泣きそうになった本でした。読書好きの方は、必読だと個人的には思います。
ここ最近、バイクで通勤するようになってからというもの、本から遠ざかる日々が続いていましたが、やっぱり本はいいなと思いました。なるべく時間を見つけてこれからも本を読み続けて行こうと思います。
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